「フェデラー涙の優勝　前人未到のグランドスラム20勝」

やはり本日はこの話題を外せなかった。自分がスポーツ記者ならこんなタイトルをつけるだろう

10年前の圧倒的な強さはなくなったが、今でもテニス界で一番人気があり、一番能力がある選手だと思う。テニスを見ない人でも、是非フェデラーの試合だけは見てほしい。1試合のどこかで必ずスーパープレイがあり、何と言ってもテニスが美しい（片手バックハンドも含めて）

フェデラーの凄さ

・この１、2年は完全に一歩も下がらない、常に前での高速テニス

↑そんなテニスをするためには、圧倒的な技術・センスがなければできない、まさにフェデラーだけが可能なスタイル。とにかく早いのでミスもある。ミスをしたら相手にはチャンスボールになる。

・メンタルの強さ（上記で説明したように、一歩間違えばピンチになるが全く恐れない）

・人気の凄さ（どの試合も皆フェデラーを応援している。こんな選手は他にいない。ただ相手が可愛そうなときも。当然フェデラーにも、相手にもプレッシャーに）

・36歳（この年齢で、世界一強い。フェデラーが終わったと言われてかなり経つが、全盛期並みに勝っている。世界ランクも今は2位までに）

・テニスの神様（試合中に必ず、人間では考えられないプレーをする。天才とか技術とか能力とかセンスとか、そんなレベルのプレーではないまさに神様）

ただフェデラーが最強ではありません、この高速テニスはフェデラーにとっても危険であり、タイミング・集中力をなくしたら一気にやられます。そしてファーストサーブが入らない時もヤバイ。

そしてライバルも多すぎる・強すぎる

ナダル、ジョコビッチ・・・この2人は調子が戻ればかなり強い、特にジョコビッチは最強の盾（フェデラーは最強の矛）

ズベレフ・・・ちょうど去年全豪でのナダル戦を見て、とんでもない若手が来たなと思ったら、予想どおり世界ランクも上位に（ただ身長が高いのが気になる）

チョン・ヒョン・・・今回初めてしった。ケガでフェデラー戦を棄権したが、憧れのジョコビッチのプレースタイルにパワーもある。そして若い。（ただし体格を見ると、重すぎる気がする。パワーは出るがジョコビッチスタイルではケガが心配。今回も足のケガ）

ディミトロフ・・・正直そんなに気にしていなかったが、フェデラー二世（片手バックハンド）

そしてまだまだ強敵はいます。そんな中で、錦織を初め日本人選手が上位にくることは、ましてやグランドスラムで優勝することはかなり難しい・・不可能と言ってもいいかもしれません（是非裏切ってほしいが）
今はナダルとフェデラーが絶好調ですが、2人が不調になったら、今度はマレーやジョコビッチが調子を取り戻すような気が、そして多くの強敵・・・NHKでしか試合を見ないがテニスって面白い。